オンライン英会話Camblyから、無料でAI と英会話できる「Cambly AI」がリリースされました。「興味があるけど、どうやって使うの?」と気になる人のために、今回は、Camblyで学んで半年になるユウトさんの体験レポートをお届けします!
ユウトさんプロフィール
- Camblyでの英会話歴:半年
- 年齢:32歳
- 職業:エンジニア
ユウトさんのCambly AI体験レポート
AIと英語で会話できるアプリなどが色々と出てきて気になっていたところ、半年前から英会話レッスンを受けているCamblyから「Cambly AI」がリリースされたというニュースを知って、早速やってみました。
これまでにも、iPhoneのSiriを英語設定にして英語で話しかけたり、Googleドキュメントの文字起こしツールを英語で使ってみたりと、英語学習にAIツールを活用することには興味があったので、とても楽しみです。
いざ、スタート
Camblyにログインすると、画面の左下に「Camblyミニレッスン」という新しいコーナーができていました。
「Cambly AI と チャットを始めてみましょう」というバナーを押すと、Cambly AIと英会話できる画面が開きました!
画面の左側に、自己紹介、ロールプレイ:カフェで食べ物やドリンクを注文する、ロールプレイ:就職の面接、言い換え表現を学ぶ、発音の練習、TOEIC Speaking Practiceなどが表示されています。
まずは「自己紹介」をやってみることにしました。
名前と出身を聞かれる
Cambly AIの一言目がこちら。
▶Hello! My name is Cam and I’m here to help you learn how to introduce yourself in English. Let’s start with the first question: What’s your name?
(こんにちは!私の名前はCamです。そして、私はあなたが英語で自己紹介する方法を学ぶのを手伝うためにここにいます。まず最初の質問から始めましょう:あなたの名前は何ですか?)
💡My name is Camということなので、Cambly AIの先生は「Camさん」なのですね。話すスピードは、ネイティブが自然に会話している印象で、初心者にはわりと早く感じました。でも、音声と一緒にテキストも表示されるので、理解しやすいです。
自分が答える時は、右下のマイクアイコンを押しながら話し、矢印アイコンで送信します。まずはこう答えました。
▷My name is Yuto.
(私の名前はユウトです。)
💡回答するタイミングで、「My name is Sarah.」のように例文が表示されるので、適宜単語を入れ替えれば自然な英文を作れます。例文を使わずにオリジナルの英文で回答してもいいですし、あえて例文を活用して、正しい表現を身につける練習をしてもよさそうだと感じました。
今思えば、実際の会話をイメージして、”Hello Cam, nice to meet you. My name is Yuto.”のように、フレンドリーに答えた方がよかったかな……。
さて、Cam先生から、次の質問です。
▶Nice to meet you, Yuto! Where do you come from?
(ユウト、初めまして!あなたはどこから来られたんですか?)
ここもシンプルに答えます。
▷I come from Japan.
(日本から来ました。)
仕事や趣味を聞かれる
次に、勤務先と仕事を聞かれたので答えます。
▶Great! I’m glad to have a student from Japan. What do you do? (If you work, please let me know your company and job title)
(素晴らしいですね!日本からの生徒がいて嬉しいです。お仕事は何をされていますか?もしお仕事をされている場合、会社名と職種を教えていただければと思います)
▷I work for an IT company and I am an engeneer.
(私はIT企業で働いていて、エンジニアです。)
さらに、趣味を聞かれたので答えます。
▶That’s wonderful, Yuto! Working as an engeneer must be an interesting job. Now, what’s your hobby?
(それは素晴らしいです、ユウト!エンジニアとしてのお仕事は面白そうですね。では、趣味は何ですか?)
▷My hobby is DIY.
(私の趣味はDIYです。)
▶That’s fantastic, Yuto! DIY (Do-It-Yourself) is a great hobby that allows you to showcase your creativity and resourcefulness. How long have you been studying English?
(それは素晴らしいですね、ユウト!DIY(自分で作ること)は、創造性と独創性を発揮できる素晴らしい趣味ですね。英語の勉強を始めてどのくらい経ちますか?)
感想と一緒に、DIYがDo-It-Yourselfだという説明まで入れてくれるのがさすがCam先生!
英語学習歴と英語学習の目的を聞かれる
そして、英語の勉強を始めてどれくらいになるかという質問がきたので、例文をアレンジして答えました。
▷I have been studying English for 20 years.
(私は英語を20年間勉強しています。)
今32歳で、中学1年から勉強していると考えるともう20年!自分でもびっくりです。
▶Wow, Yuto! Twenty years of studying English is quite impressive. You must have become quite proficient in the language. Why are you learning English?
(すごいですね、ユウト!20年も英語を勉強していると、きっと非常に上手になっているでしょう。なぜ英語を学んでいるんですか?)
💡ここで登場した単語、「proficient」の意味がわからなかったので、「和訳してください」と日本語で言ってみたら、先ほどの回答を和訳した上で日本語で読み上げてくれました(日本語も通じるんですね!)。
日本語の読み上げ方が、英語のネイティブが日本語を話しているようなイントネーションだったのが、芸が細かくて(?)ちょっと面白かったです。
なお、proficientは、熟練した、堪能、といった意味でした。確かに20年も学んでいたらもっと熟練していてもいいのにな、とちょっと遠い目に……。
さて、気を取り直して、Why are you learning English?という質問の回答を考えます。ストレートなだけにちょっと迷いましたが、
▷I want to work abroad.
(海外で働きたいからです。)
今も仕事で英文記事を参考にプログラムを書いたりするのですが、いずれエンジニアのスキルを生かして、海外でも仕事をしたいと思っているのです。
テンポよく次々と投げかけてくる質問に対して答えを打ち返すことで、これまでの英語学習歴を振り返り、なぜ英語を学んでいるのかを再確認する、ということまでできてしまいました。
全体を振り返って
「Camblyミニレッスン」の画面を開いてここまでが、ほんの15分ほど。普段はプライベートレッスンを受講していますが、これからはレッスンの前に15分程度、Cambly AIと会話して口慣らしをして、モチベーションを高めておくと、プライベートレッスンの効果も上がりそうです。
「うまく回答できなかったな」とか、「別のバージョンで答えてみたいな」と思ったら、「自己紹介」のバナーをクリックすれば何度でも同じ会話を繰り返せるのが、AIのいいところ。スキマ時間を見つけて、「ロールプレイ」や「発音の練習」にもトライしてみようと思います。