昇進や海外留学、海外移住に向けて準備し経験がある方なら、英語の重要性を誰よりもよく知っていると思います。そしてそれを目に見える形にしてくれるのが、英語試験です。
今回はその中でも英語圏への海外留学や海外就職、海外移住の際に求められることも多い「IELTS」と、そのスピーキングテスト対策をご紹介します。
IELTSとは?試験概要とスピーキングテスト形式
IELTS(International English Language Testing System)は、世界中で毎年350万人以上が受験する、権威があり、広く認知されている英語試験です。主にイギリス、オーストラリア、ニュージーランド、カナダなど英語圏のトップクラスの学校を含む1万以上の機関で、英語力の指標として取り入れられています。これまでTOEFLが主流であったアメリカの教育機関でも現在は積極的に採用され始めています。
IELTSでは、「書く」「読む」「聞く」「話す」の英語の4技能がはかられます。その中でスピーキングテストのセクションは大きく3つのパートに分かれています。
1.自己紹介や日常生活に関する質問(4〜5分)
本人確認も含めて自己紹介を行い、その後日常生活や家族構成など身近なテーマに関して一般的な質問がされます。
2.トピックに関するスピーチ(3〜4分)
試験官から、特定のテーマとスピーチでカバーするポイントが書かれたタスクカードが渡されます。1分間の準備時間後、そのテーマについて1〜2分間でスピーチを行います。試験官からいくつか質問がされるので、それに答えます。
3.ディスカッション(4〜5分)
パート2で触れたトピックに関して、一般的な問題や意見を述べるよう質問されます。
IELTSスピーキングテストの採点基準
IELTSのスピーキングテストでは、「流暢さと一貫性」、「語彙力」、「発音」、「文法力」、「正確さ」などの基準に従って採点されます。
それぞれの基準を簡単に説明すると、以下のようになります。
- 流暢さと一貫性:繰り返しや言い直しの程度、話す速度、文章をつなげる能力
- 語彙力:テーマに沿った語彙の知識、正確な使用、効果的な言い換え
- 発音:単語の発音の正確性、明瞭さ
- 文法知識と正確さ:構文の適切な使用、文法の正しい理解と使用
流暢さや発音については、英語の文章のシャドーイングや音読のほか、英語のネイティブスピーカーを相手に練習を重ねるのもおすすめです。
CamblyでIELTSスピーキングテスト対策 – 教材
CamblyならIELTS対策に特化したカリキュラムを用意しているので、このカリキュラムに沿って、IELTS対策に強みを持つ講師と練習することで、より効果的に英語のスピーキング力をアップさせることができます。
IELTS Speakingのカリキュラムは、IELTSパート1・パート2・パート3の過去問題と、本番同様の通しの形式での過去問題の4つとなっています。各レッスンでは、テーマに沿った語彙、スコアアップを狙うためのアドバイス、実践、回答例の分析などをネイティブ講師と一緒に取り組んでいきます。
レッスンで使うスライドのサンプルは、各コースの1レッスン目をカリキュラムコースのページよりご確認いただけます。その後のレッスンスライドは、レッスン完了後に確認できるようになり、いつでも復習することが可能です。
CamblyでIELTSスピーキングテスト対策 – 講師
CamblyにはIELTS対策に強みを持つ講師がたくさんいます。IELTSの試験傾向や採点基準を理解した講師と練習するためには、以下の方法で講師を探すと良いでしょう。
IELTSカリキュラムコースに対応した講師を探す
講師検索の「Camblyコース」より、受講したいコースを選択すると、そのコースに対応可能な講師が表示されます。その中で講師のプロフィールを見ながら、自分に合いそうな講師を探しましょう。
IELTSで試験官経験のある講師を探す
講師検索機能を通じて試験監督官を見つけることもできます。右の検索欄から「IELTS examiner」と検索すると、講師のプロフィールを絞り込んで、関連する講師が検索結果に表示されます。実際の試験を受けるように練習すればするほど、高い点数を獲得できるのは当然です。
さらにIELTSスコアアップにつながる3ステップ
最後に、IELTSのスピーキングテストで良いスコアを取るために、レッスンの受講に加えて取り組める3ステップを紹介します。
Step 1:予習
各コースでは、レッスンの前に取り組む予習スライドが準備されています。前もって取り組んでおくことでレッスンがよりスムーズかつ理解が深まります。
もし分からない単語や表現があればあらかじめ意味や使い方を確認、質問に対しては予想回答を考えておきましょう。どのような内容で答えたいのか、答えに必要な語彙や表現をおさえておけば、もっと楽な気持ちでレッスンに挑むことができるようになります。
Step 2:積極的な態度
レッスン中は、新たに習った単語で講師と一緒に例文を作って、活用し、積極的に自分のものにできるよう努力してみてください。考えている内容を自然な文章で話せるまで講師にフィードバックを求め、訂正を受けてみてください。
Step 3:復習
Camblyでは、全てのレッスンが録画され、レッスンが終わった後に録画を再生して復習できます。講師に訂正された文章も記録に残るため、レッスン中に理解が難しかった部分や覚えておきたい文章を復習しながら練習しましょう。
レッスンで理解できなかった事があったら、レッスンスライドを使って復習したり、Camblyのメッセージ機能を通じて、講師に質問してみてください。また、一度完了したレッスンでも、講師に依頼し改めて受講することができます。復習を行った後で再受講することにより、その理解をより確実なものにできるでしょう。
自分の夢や目標を達成するためのIELTSでのスコアアップを目指して、一緒に頑張りましょう!