学校、仕事、家事、子育て、介護、通院、習い事、飲み会……毎日の生活はやることがいっぱい。そんな中で、「気づいたら英語学習、やらなくなってた」という人、少なくないのでは?
今回は、忙しい毎日の中で勉強時間を確保して、細く長く続けていくコツをご紹介したいと思います。
▶︎続けるコツ1 平日は「細切れ勉強」で英語スイッチをオン!
仕事や学校、家事などがある平日に、まとまった勉強時間を確保するのはなかなか難しいですよね。でも、大丈夫。スキマ時間を有効活用しましょう!
例えば……
朝の細切れ勉強
・起きがけに英文を10回音読する 5分
・歯磨きしながら壁に貼った単語リストを見る 3分
・着替え、メイクをしながらポッドキャストで英語ニュースを聞く 10分
・通勤通学の道中でポッドキャストを聞く or 英語の記事や洋書を読む 30分
昼の細切れ勉強
・ランチを食べながら単語帳や単語学習アプリを見る 5分
・ランチ後にオンライン英会話 15分
夜の細切れ勉強
・帰宅の道中でポッドキャストを聞く or 英語の記事や洋書を読む 30分
・お風呂で英語のYouTubeを見る 15分
・歯磨きしながら壁に貼った単語リストを見る 3分
・寝る前に洋書を読む 15分
「短時間では効果が出ないのでは?」と思うかもしれませんが、「英語モードに切り替えるスイッチを入れやすい状態を作る」ことに意味があります。細切れでもよいので、頻繁に英語に触れておくことで、この「英語スイッチ」が入りやすくなるのです。
一般的に、日本での日常生活では、英語に触れる機会が非常に少ないですよね。英語と日本語の言語構造がかなり違うのも、日本語モードと英語モードの切り替えを難しくしています。できるだけ頻繁に、さまざまな方法で英語に触れることを意識してみてください。
▶︎続けるコツ2 休日は「まとめて1時間」を目標に
平日に「細切れ勉強」をしたら、休日は「まとめて1時間」を英語の勉強に充てることを目指してみてください。海外旅行に行ったり、仕事で本格的に英語を使ったりするようになると、長い時間、英語に触れる必要が出てきます。まずは1時間、英語に集中できるようになることを目標にしましょう。
例えば……
・オンライン英会話(30分)+復習(30分)
・語彙の勉強+練習問題(30分)
・文法の勉強+練習問題(30分)
・リスニング(30分)
*スクリプトなしで聞く→スクリプト有りで聞く→スクリプトを読み込む→スクリプトなしで聞く、などがおすすめ!
・音読(30分)
・シャドーイング(30分)
時間を取りづらい時には、午前30分+午後30分などに分けてもOK! ただし、最終的には、1時間くらいのまとまった時間、「英語スイッチをオンにした状態」を保てるようになることを意識するのがおすすめです。
▶︎続けるコツ3 「PDCAサイクル」で自分に最適な学習計画を作ろう
平日と休日に英語の勉強時間を確保できるようになったら、次は学習計画を立てていきましょう。単語学習ばかりになってないか、スピーキングの時間が足りなくないか、などバランスを見ながら調整していきます。そこで活用できるのが「PDCAサイクル」です。
PDCAとは……
P=Plan(計画)
D=Do(実行)
C=Check(評価)
A=Action(行動)
これを英語学習に当てはめると、
P=Plan(計画)
自分のライフスタイルに合わせて、学習計画を立てる。その際には、どういったシチュエーションでは何の勉強が最適か、また勉強の内容が偏っていないかを気にしてみてください。
D=Do(実行)
学習計画を実行してみましょう。ここはうまくできなかった、もっとこうしたらいいかも、など、気づいたことを書き留めておいてください。
C=Check(評価)
1〜2週間したら、振り返ってみましょう。計画通りにできたこと、できなかったこと、のメモを見直して、できなかった理由(予定外の用事/仕事が入った、思ったより時間ができなかった、疲れてできなかった、etc)を洗い出してみるのが大切です。
A=Action(対策)
Checkで行った評価を元に最初に立てた学習計画を調整しましょう。大事なのは、「長く続けられる計画にする」ということ。無理して詰め込んで、できないことを悔やむことになると逆効果。疲れていたり、急な用事が入ったりしても対応できるスキマを作っておきましょう。
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英語学習の効果を出すにはどうしても継続が必要です。「平日の細切れ学習」+「休日のまとめて1時間」、そしてPDCAサイクルを回すことで、無理なく、細く長く続けることを目指してください。
英語学習に手を付けるのがおっくうに感じてしまうという人には、オンライン英会話レッスンをあらかじめ予約しておいて、「やらざるを得ない状況を作る」のもおすすめですよ!