「何卒お願いします」「平素よりお世話になっています」は、口に出して伝えるなら「どうぞお願いします」「いつもお世話になっています」のほうが自然ですよね。
英語でも同じように、口に出すと少しかしこまりすぎて不自然な印象になってしまう表現があります。今回は、「書き言葉としてはよく使うけれど、会話ではちょっと不自然」な表現と、会話として自然な表現をセットでご紹介していきます!
in order to
「〜をするために」という意味の熟語です。とてもよく目にする表現で、会話で使っても不自然とまではいかないのですが、単なるtoを使う方が自然です。
He’s working overtime in order to finish the project on time.
プロジェクトを時間通りに終わらせるために残業しています。
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He’s working overtime to finish the project on time.
with regard to
「〜に関して」という意味の熟語です。普段、メールなどでもよく使われていますが、会話においてはaboutやregardingを使います。regardingはaboutよりも少し硬い表現です。
With regard to the recent changes in company policy, employees should review the updated handbook.
会社の方針の最近の変更に関して、従業員は更新されたハンドブックを確認すべきです。
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About the recent changes in company policy, employees should review the updated handbook.
in the vicinity of
「〜の近くで」という意味の熟語です。vicinityは「周辺」とか「付近」と言う意味です。会話ではnearを使います。
In the vicinity of the museum, you can find several cafes and restaurants.
博物館の周辺には、いくつかのカフェやレストランがあります。
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Near the museum, you can find several cafes and restaurants.
due to
「〜のため」という原因を説明するのに使う熟語です。会話ではbecause ofを使うのが一般的です。
The flight was delayed due to bad weather.
飛行機が遅延したのは悪天候のためです。
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The flight was delayed because of bad weather.
in the absence of
「〜がない場合」という意味の熟語です。会話ではwithoutがよく使われます。
In the absence of the manager, the assistant will handle customer inquiries.
マネージャーが不在の場合、アシスタントが顧客の問い合わせを処理します。
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Without the manager, the assistant will handle customer inquiries.
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いかがでしたか? 普段よく使っている表現もあったのではないでしょうか。このような例は他にもたくさんあるので、ぜひ、オンライン英会話Camblyのレッスンでネイティブ講師に聞いてみてくださいね。レッスンの希望を事前に講師に伝えられるメッセージ機能もありますので、こんな風に伝えるといいですよ!
In the next lesson, I’d like to learn expressions that are typically found in written text rather than in casual speech.
次回のレッスンでは、文章ではよく目にするものの普段の会話ではあまり使わない表現について学びたいです。