食べ物が美味しい季節がやってきました。夏のあいだは暑くて火を使いたくなかった人も、少し涼しくなって「キッチンに立とうかな」という気持ちが戻ってくるころではないでしょうか。今回は、お料理しながら英語力を身につける5つのステップをご紹介します。
ステップ1 英語レシピやクッキング動画を探そう
ネットで探すと、英語のレシピがたくさん見つかります。動画ならよりわかりやすいでしょう。レシピを探すときは、以下のようなキーワードで検索します。
roast beef recipe video(ローストビーフ レシピ 動画)
Mac and Cheese recipe video(マカロニ&チーズ レシピ 動画)
italian recipe video(イタリアン レシピ 動画)
basque cheesecake simple recipe video(バスクチーズケーキ シンプル レシピ 動画)
shortbread easy recipe video(ショートブレッド 簡単 レシピ 動画)
christmas recipe england(クリスマス レシピ イギリス)
birthday recipe australia(誕生日 レシピ オーストラリア)
クリスマス、誕生日といったイベントのとき、海外ではどんなお料理を用意するのかなと探してみるのも、ちょっとした旅行気分を味わえておすすめですよ。
英語のクッキング動画は、「美味しいものを作りたい!」という気持ちが理解するモチベーションとなり、「この動きを○○と表現するんだな」などと自然と頭に入っていくのでとても効率よく英語力が身に付きます。
ステップ2 料理に関する英語表現を頭に入れよう
▶︎材料
材料は動画や写真でだいたい見当がつきますが、分からない場合はオンライン辞書や画像検索で調べたり、例えば「shortening とは」といった検索を試したりしてみましょう。
家にないものや、手に入りづらい材料があった場合は、「shortening 代用」などで調べてみるといいですよ。「すべての材料を揃えよう」と考えると億劫になってしまうので、「ないものは、あるもので代用しよう」というくらいの気持ちで挑戦してみてください。ちなみにshortening(ショートニング)とは固形油脂で、クッキーやケーキの材料としてよく登場します。
▶︎料理道具
使う道具に大きな違いはなくても、例えばフランスでは、野菜などを切るときにまな板を使わず、野菜を手に持ったままナイフでカットしてそのままお鍋に入れることが多いとか。海外のレシピを試すことで、「これはいい!」と思える料理方法に出会えるかもしれません。
frying pan(フライパン)
pot(鍋)
knife(ナイフ)
bowl(ボール)
cutting board(まな板)
ladle(お玉)
whisk(泡立て器)
peeler(ピーラー)
measuring cup(計量カップ)
strainer(ザル)
kitchen scale(料理用はかり)
oven(オーブン)
microwave(電子レンジ)
rice cooker(炊飯器)
▶︎作り方の表現
料理でよく使う、代表的な表現をご紹介します。何度も目にしたり耳にしたりするので、自然と覚えてしまうはずです。
mix(混ぜる)
stir(かき混ぜる)
melt(溶かす)
pour(注ぐ)
cut(切る)
mince(みじん切りにする)
dice(さいの目に切る)
cut into pieces(細かく刻む)
slice(スライスする)
fry(炒める)
deep-fry(油で揚げる)
grill(網やオーブンで焼く)
roast(あぶってじっくり焼く)
boil(茹でる)
simmer(煮る)
cook rice(ご飯を炊く)
▶︎分量の表記
分量の表記は日本と単位が違うこともあるので少し注意が必要です。例えば日本では1カップ200 mLですが、国によって異なるので、レシピがどの国の単位を採用しているかを確認する必要があります。ただし、動画を見ていると、そこまでこだわっていないことも……。計量カップの代わりにマグカップや水飲みコップを使っている動画も珍しくありません。
a pinch of〜(ひとつまみの〜)
tsp (小さじ、teaspoonの略語)
tbsp (大さじ、table spoonの略語)
1 cup (236 mL=アメリカ、284 mL=イギリス)
ステップ3 お料理しながら英語で説明してみよう
実際に手を動かして料理をしながら、その動作を英語で説明すると、とてもよいアウトプットの練習になります。「〜しているところです」は、I’m 〜ing.で、「これから〜します」なら、I’m going to 〜.やI’ll〜. で表現できます。
玉ねぎをスライスしています。
I’m slicing an onion.
きのこを炒めています。
I’m frying mushrooms.
卵を茹でています。
I’m boiling eggs.
次は魚をグリルしますよ。
Next, I’m going to grill some fish.
これから、このチキンをオーブンに入れます。
I’m now going to put this chicken in the oven.
私がローストビーフを薄切りにしますね。
I’ll cut the roast beef into thin slices.
ステップ4 作った料理の写真を撮って、SNSにアップしよう
無事に料理が完成したら、せっかくなので、作った料理の写真を撮って、SNSにアップしてみてはいかがでしょうか? 参考にしたレシピ、食べた感想などを英語で説明するのは、ライティングのトレーニングになります。
・参考にしたレシピ
例)I cooked roast beef following this recipe. (ローストビーフをこのレシピを参考に作りました。)
・作ろうと思った理由
例)I cooked this for my friend’s birthday. (友達の誕生日のために作りました。)
・大変だったところ、簡単だったところ
例)It was difficult to cut it into thin slices. (薄く切るのが大変でした。)
・食べた感想
例)It was juicy and very tasty! (ジューシーでとても美味しかった!)
ハッシュタグで、料理名、どこの国の料理か、味、などを英語で入れれば、現地の人からのコメントをもらえるかもしれませんよ!
ステップ5 オンライン英会話で料理の説明をしよう
最後の総仕上げに、オンライン英会話Camblyのネイティブ講師に、料理の写真を見せながら、作り方や感想を話してみましょう。プロセスを分かりやすく説明するトレーニングとして最適です。
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美味しいものが食べられて、英語力も伸ばせて、まさに“二度美味しい”英語レシピでクッキング、ぜひお試しあれ!