初めての相手との会議は、日本人同士でもちょっと緊張しますよね。相手が海外の人だとなおさら、何を話そうか迷ってしまいます。今回は、そんな英語会議でも慌てないための5つのステップをご紹介します。
ステップ1 簡単な挨拶+名前を名乗る
日本語だと「初めまして、高橋健治と申します」のように切り出すのが一般的ですが、英語でも最初に簡単な挨拶をして、名前を名乗ります。
Nice to meet you, my name is Kenji Takahashi.
(初めまして。高橋健治と申します)
相手が自分に近い立場なら、少し親しみを持ってもらうために、「ケンと呼んでください」などと加えるとよいでしょう。海外ではビジネスであっても相手をファーストネームで呼ぶことがよくあるので、最初に呼んでほしい名前を言っておくと、その後の会話もスムーズになります。
Nice to meet you, my name is Kenji Takahashi. Please call me Ken.
(初めまして。高橋健二と申します。どうぞケンと呼んでください)
相手のことをどう呼ぶのがよいか聞くときは以下のような聞き方があります。
What should I call you?
(どうお呼びすればよいでしょうか?)
Do you mind if I call you Matthew?
(マシューとお呼びしてよいでしょうか?)
ステップ2 「自分はこんな人」を伝える
名前を伝えたら、自分がどんな人なのかを手短に紹介しましょう。職歴や得意分野を話すとよいでしょう。
I work for Orange Corporation in Yokohama.
(横浜のオレンジコーポレーションで働いています)
上記のように会社名とオフィスの場所を伝えるのは基本ですが、もう少し情報を付けても良いでしょう。
I work for Orange Corporation in Yokohama. I have seven years’ experience in intellectual property and my area of expertise is trademark. I am happy to work with you all.
(横浜のオレンジコーポレーションで働いています。私は7年間、知的財産に関わっていて、商標を専門としています。皆さんと一緒にお仕事ができて光栄です)
このように話せると、仕事の経験や得意分野を知ってもらうことができて、その後の会話を自分の得意分野に引っ張り込むことができます。
ステップ3 同僚や部下に自己紹介してもらう
自分がチームリーダーの場合や、他のメンバーが後輩の場合は、サポートして会話を弾ませることも大事です。自分が自己紹介した後に以下のように続けてみましょう。
We have some new faces today. Let’s have a quick round of introductions of our team. Yoko, could you start first?
(初めての人もいるので、チームメンバーで簡単な自己紹介をしましょうか。洋子、キミから始めてもらえる?)
Sure. Hello, my name is Yoko Oda, I’ve been with the company for 5 years. Now I am in charge of patent filing.
(もちろん。こんにちは、私は小田洋子と言います。入社して5年です。現在は特許出願を担当しています)
一人紹介したら、次の人に回していきます。以下のような言い方があります。
Thank you, Yoko. Hideki, it’s your turn.
(洋子、ありがとう。ヒデキ、次は君の番だよ)
Keita, please go ahead.
(ケイタ、どうぞ)
Kana, how about you?
(カナ、どうですか?)
ステップ4 相手にも自己紹介をお願いする
自分側の自己紹介が終わったら、相手にも自己紹介してもらいたいですよね。相手に自己紹介を促す言い方を見てみましょう。
That’s all for us. Would you like to tell us about yourself?
(我々からは以上です。そちらからもご紹介されますか?)
Why don’t you introduce your members to everyone?
(そちらのメンバーを紹介していただけませんか?)
ステップ5 「アイスブレイク」で緊張をほぐす
自己紹介をして会議の本題に入るというのは自然な流れではありますが、自己紹介の前後にちょっとした会話ができると場が和みますし、相手との距離も縮まります。オーソドックスな例を挙げますので、いくつか覚えておくと便利でしょう。
Thank you for coming today.
(今日はお越しくださってありがとうございます)
How was your flight?
(フライトはいかがでしたか?)
How about jet lag?
(時差ボケはどうですか?)
上記は対面での会話ですが、オンラインだと身体の移動がないので、以下のような言い方が使えるでしょう。
Thank you for joining us today.
(今日はご一緒くださりありがとうございます)
Thank you for attending today.
(今日はご参加くださりありがとうございます)
Nice to finally put a face to the name.
(ついにお顔を拝見できてよかったです)
I hope I didn’t keep you waiting too long.
(それほどお待たせしてしまっていなければ良いのですが)
以上のような自己紹介とその他の簡単な会話文をサラッと言えるよう、口に馴染ませるのが本番でまごつかないコツです。どれも簡単なフレーズですが、その場で文を組み立てながら話すと、話す機会を逸してしまうこともあります。何度も口に出して練習しましょう。
英語会議の予定が入ったら、オンライン英会話Camblyのネイティブ講師にシチュエーションを伝えて、最初の“Hello!”から一連のやり取りの相手になってもらうと、とても効果的な練習になりますよ!