仕事で英語のプレゼンを任されて戸惑ったことはありませんか? 日本語でもプレゼンは緊張するものですが、英語となると緊張感が何倍にも感じるものです。特に初めて任された時などはもう……。
今回はそんな時に頼れる「5つのステップ」をご紹介します。
ステップ1 ストーリーを考える
日本語でプレゼンを行うときもストーリーを最初に考えますが、英語の場合はこのストーリーが特に大事になります。海外、特に欧米の文化は論理性を重視しますので、内容をスッと理解してもらうような流れでストーリーを組み立てましょう。
説明の背景(background)、ポイント(point)、メッセージ(message)をキーワードにしてイメージを膨らませることがコツです。
ステップ2 ストーリーをスライドに落とし込んでみる
ストーリーが描けたら、パワーポイントなどでスライドに落とし込んでみましょう。最初の段階ではあまり細かい内容は書かず、骨子を作る要領で進めましょう。スライドで流れが確認できたら細かい内容を書いていくようにしてください。
下記は構成の一例ですので参考にしてみてください。
1ページ目:所属部署や自分の紹介
最初から本題に入ってしまうと話す方も聞く方も固くなってしまいます。自己紹介のような軽いところから入ると場が和みますし、プレゼンのエンジンもかかりやすくなります。Our teamとかAbout myselfなどシンプルなタイトルにしておくのがおすすめです。
2ページ目:背景
Back groundといったタイトルにして、主題を説明する前に流れを作っておきましょう。背景を説明することで、相手と課題や問題の認識を共有することができ、プレゼンの内容への同意を得やすくなります。
3ページ目:伝えたい主題
タイトルでは、Starting the project(プロジェクトを開始します)とか、Mid-term management plan(中期計画)など、プレゼンの主題を端的に表現します。プレゼンの核となる部分なので、言いたいことを明確に表現するよう、丁寧に作っていきましょう。
4ページ目:今後のスケジュール
スケジュールのスライドには「誰が」「いつまでに」「何をやる」と明記しておくことが重要です。日本では「空気を読む」とか「行間を読む」ということもありますが、ビジネスで、特に海外の人を相手にするときは曖昧さを残さないことが後々のトラブルを起こさないための最善策だからです。
5ページ目:メッセージ
メッセージを最後に伝えることで、①相手に「言いたいこと」として記憶に残りやすい、②プレゼンの最後として閉まりが良い、というメリットがあります。Let’s stay in touch!(お互い連絡を取り合いましょう!)とか、I know we’ll succeed with your cooperation!(ご協力いただけたら絶対成功します!)という気分を盛り上げる内容を入れると相手にも良い印象を持ってくれると思いますよ。
ステップ3 話す内容を日本語で書いてみる
次はスライドごとに話す内容を日本語で書いてみます。英語のライティングに自信がある方はこのプロセスは飛ばしてもよいでしょう。話す内容を文章にすることで、論理的に説明できているか何度も推敲できます。
書き始めるといろいろと言いたいことが思い浮かんできてしまいますが、分量が多すぎると折角構成してきた流れがブレてしまうことにもなりかねません。流れを崩さないようにシンプルな説明にすることを心掛けましょう。
ステップ4 話す内容を英訳する
日本語で書いた文章を英訳します。最近は「Google翻訳」や「DeepL翻訳ツール」など、精度の高い翻訳ツールもありますので、そういったものを利用すると手間を省くことができます。出来上がった英文を読んでみて、読みにくい、言いにくいと思った箇所はどんどん修正してスッキリした内容に変えていきましょう。
この段階でCamblyのネイティブ講師に添削してもらうとプレゼンの完成度が格段に上がります。Camblyではレッスンが録画されますので、講師にプレゼンを通しで聞いてもらえば絶好の練習にもなりますね!
Would you review my presentation and give comments?
プレゼンを聞いてコメントをもらえますか?
Please let me know if there are unnatural expressions in my presentation.
プレゼンに不自然な表現があれば教えてください。
本番のプレゼンで詰まってしまった時には、ここで作成した英文を見ることもできますので、お守りとして精神的にもラクになりますよ。
ステップ5 話す内容を暗記する
英文が出来上がったら、スラスラと話せるように覚えていきましょう。スライドのページを切り替えたらすぐに言葉が出てくるくらい頭に馴染ませて声に出して何度も練習しましょう。
何度も練習することで、英語の言い回しが自然になっていきますので、是非頑張ってみてください。完全に暗記するのは大変ですが、一度覚えてしまうと更に精神的にも余裕が出てくるでしょう。
話す内容の暗記まで完了したら、是非オンライン英会話Camblyのネイティブ講師に模擬プレゼンを行なってみてください。最高の練習になりますし、適度な緊張感を事前に体験しておくことで本番の緊張にも慣れることができますよ!