10月といえば、怖くて不気味、でも楽しい、そうハロウィンの季節です!
ハロウィンは、お化けを追い払う衣装を着て焚火を行うケルトのお祭りであるサウィン祭が始まりと言われ、その前夜が”All Hallows’ Eve”と呼ばれており、それが今のハロウィンになりました。名前とともに内容も時が経つにつれ変化し、”Trick or Treat?”の掛け声と共に子どもたちが近所の家を練り歩くようになったり、こわい顔が彫られたかぼちゃのランタン”Jack-o’-Lantern”を作るようになりました。
今回は、ハロウィンにまつわる英単語や英語表現を紹介します。
ハロウィンに関する英単語
Candy グミ、飴、チョコレートなどの甘いお菓子全般
日本語でキャンディーという時には一般的に飴を指すことが多いですが、英語の”Candy”はより幅広いお菓子を意味します。ハロウィンの”Trick or Treat?”のTreatは、このCandyのことを意味しており、仮装をした子供たちが近所の家をまわってCandyを集めることがハロウィンの慣習となっています。
Witch/Wizard 魔女/魔法使い
魔法使いのことで、女性は”Witch”、男性は”Wizard”といいます。ハロウィンになると先祖の霊と一緒に悪霊もやってきて、人間たちに悪運をもたらしたり、いたずらをするため、恐ろしい怪物や怖いものに仮装して、悪霊を怖がらせて追い払うことが習わしになっており、魔法使いも人気の仮装のひとつです。
Owl ふくろう
「ほーほー」と鳴く夜行性(nocturnal)の鳥で、ネズミなど小動物を捕食します。賢くて、ミステリアスな印象があります。昔は、ふくろうは魔女のペットである、もしくは夜に魔女がふくろうに姿を変えて飛び回っていると信じられていました。
Vampire 吸血鬼
吸血鬼は17、18世紀に昔話や神話から生まれた伝説の存在です。吸血鬼の主食は人間の血、長い牙を使って血を吸います。夜行性で日光を浴びると死んでしまうものの、寿命で死ぬことがない不死(Immortal)であるという特徴があります。
Wolf 狼
動物の狼のことですが、狼男(Werewolf)の伝説に関連して、ハロウィンでも登場します。狼男は、満月の夜に獣に変身する人間で、動物や人を襲います。また、狼男に噛まれると、次の満月の夜には噛まれた人間も狼男に変身してしまうと言われています。
Tomb (grave stone) 墓石
亡くなった人を埋葬し、そのお墓に置く特別な石のことで、死者への尊敬や愛を表します。よく書かれている”R.I.P.”という文字は”Rest in Peace”の略語で、「安らかにお眠りください」という意味です。
The Grim Reaper 死神
様々な文化で死の象徴ともされる、大鎌を使って死者の魂を刈り取る生命を司る神のことです。ペストが歴史上最悪の大流行をし、多くの人が亡くなった14世紀のヨーロッパが起源といわれています。
Broom ほうき
ほうきは家で床をはく時に使う掃除道具ですが、一方、魔女や魔法使いの乗り物としても知られています。ほうきに跨がり、空を飛ぶ真似を皆さんも一度はしたことがあるのではないでしょうか?
紹介した単語の発音は、こちらのレッスン動画をチェック!
レッスン動画では、ご紹介した単語に加えて、他の単語もたくさん紹介していますので、ぜひハロウィンの前にご覧ください!
ハロウィンにぴったり!ちょっと不気味な英語の表現
上記で紹介したようなお化けや怖いものの単語を使った、すこし不気味な(spooky)な英語表現を3つご紹介します。皆さんもハロウィンにぴったりの英語表現を探して、ぜひ使ってみましょう。
Skeletons in the closet 秘密、隠し事
直訳すると「クローゼットの中のガイコツ」、とてもショッキングな文ですよね。クローゼットの中に死体を隠したとしても骨は朽ち果てずに残ることから、昔犯した悪事や過去の秘密のことをたとえています。
例文:Everyone has a skeleton in the closet. みんな何かしらの秘密を持っている。
Dig your own grave 墓穴を掘る
日本語の「墓穴を掘る」と全く同じ使われ方をします。自分の入るお墓を自分で作るという直訳となり、自分にとって不利な状況になる原因を自分で作ってしまうことを意味します。
例文: She is digging her own grave by lying to her parents. 彼女は両親に嘘をつくことで、自分で墓穴を掘ってしまっている。
Night owl 夜型人間
ふくろうが夜行性であり、夜に活動する鳥であることから転じて、ふくろうのように夜に活動する人たちのことをこう呼びます。
例文:I am not a night owl. I go to bed at 9 p.m. 私は夜型人間じゃないですね。夜9時には寝ています。
英語でハロウィンを楽しもう!
季節やイベントに合わせた英語を学ぶのも、英語学習を楽しむおすすめの方法です。街で見かけたハロウィンの飾りのモチーフを英語で言えるようにしてみたり、ネイティブ講師にハロウィンの思い出やエピソードを聞いてみるのも、海外の文化を知りつつ英語の練習にもなり一石二鳥です。今回紹介した英単語やフレーズもぜひ使ってみてくださいね。