Camblyでは10月より、Those Who Dare ~勇気ある者たちへ~というテーマのもと、壁を乗り越えて夢を叶えた方々、勇気を持って挑戦した方々を紹介するキャンペーンを実施しています。
今回はそのキャンペーンの一環として、自身のメディアやTwitterで英語学習法を発信するYukiさんにインタビューさせていただきました。
元々は英語に興味がなかったYukiさんが、突然オーストラリア留学を決め、英語を軸に仕事をするようになった経緯とは。Yukiさんのおすすめの英語学習法も教えていただいたのでぜひ参考にしてみてください!
<YukiさんProfile>
新卒で入社した化粧品会社を退職後、日本・オーストラリアにてマーケターとして独立。 帰国後はオンライン英会話サービスのマーケティング責任者として2万人以上のスピーキング力向上を支援。 その後、英語コーチングサービスの事業責任者/マーケティング責任者を経て、英語学習メディア「Base English」を開設し、オンライン英語講師も務めている。
29歳で自分の武器を増やすべく、英語と向き合うことを決意
ー英語学習に関わる仕事に従事されるようになって、既に5年とのことですが、英語に興味を持った経緯を教えてください。
大学時代は理系専攻で、英語は可もなく不可もなくといった状態。新卒では日系の化粧品会社に就職して営業を担当していました。マーケティング職を志望して、その会社に入社したのですが、当時は営業として社内のトップクライアントを担当していたため、自身が望むタイミングでの異動が難しいと判断しました。
その結果、自分でキャリアを作るために、化粧品会社に在籍している時から少しずつ始めていたブログとSNSをきっかけにマーケターとして独立しました。1年半ほどフリーランスとして働き、マーケターとしての実績もついてきたなかで、もう一つ自分の武器を増やしたいと考えた時に、”英語”を頑張ろうと決め、ワーキングホリデーの制度を使って、29歳でオーストラリアに半年間、留学をしました。
ー現地では語学学校に通われたのですか。
オーストラリアに着いた当初は英語に自信がなかったので2ヶ月間は語学学校に通いました。残りの4ヶ月は現地の人に突撃インタビューをしたり、ミートアップなどの集まりに参加して友人を作ったりすることで実践の場で英語力を身につけました。
ー帰国後、英語教育業界に就職を決められたのはやはりオーストラリアでの経験が大きかったのでしょうか。
英語ができれば、友達が増え、自分の可能性が広がることをオーストラリアで実感したことは大きかったです。自分自身、英語学習に取り組み始めたのが社会人になってから本格的に勉強を始めたので、その経験を活かせればと思い、英語学習者の支援ができる会社で働くことを決めました。
ーマーケティング職として就職されたと思いますが、英語を使用される機会はありましたか。
入社から1年後ぐらいに役職も上がり、英語で行われるグローバル会議に参加しなければいけませんでした。半年オーストラリアで英語を勉強しただけでは正直、会議で必要な英語力には足りず…毎回事前に用意したカンペを読み上げるだけの日々が続きました。
しかし会議では一度は必ず質問する、会議に向けた事前準備やロールプレイングなどを徹底した結果、半年でグローバル会議のファシリテーションや様々な国のメンバーも巻き込んだ企画の担当者を務められるまでに英語力は伸びました。
オーストラリアでも感じたことでしたが、どんな環境に身を置くかによって英語力はグンと伸びることを実感した出来事だったと思います。
英語学習方法は百人百様。だからこそのBase English
ーオンライン英会話の会社で3年間、そして英語コーチングサービスの会社でも1年半ほど働かれた後、再び独立を選ばれた経緯を教えてください。
オンライン英会話サービスでマーケティング責任者を務めたのちに、より一人ひとりの状況に合わせた英語学習支援がしたいと思い、英語コーチングサービスの会社に転職をしました。その会社の事業やマーケティングの責任者を務めるなかで、自分にしかできないことをしたいという気持ちがその後強くなり、再度独立を選びました。オンライン英会話事業で1対nが、コーチングサービスで1対1の支援経験を積んだことを活かして自分だからこそできる事業をしたいと考えていました。
ー独立されてからはどのようなことに取り組まれたのでしょうか。
まず、Base EnglishというWEBメディアを立ち上げました。これまでの経験から、過去の自分自身も含めた誰かの成功体験をシェアすることが最も英語学習者のためになると思ったからです。
また、メディアでは直接的な支援が難しいため、Habit Labという英語学習者のためのコミュニティも立ち上げました。参加者は集まったのですが、想像以上にコミュニティの運営コストがかかったため、継続性が弱いと感じたことから現在このコミュニティはクローズしています。
今は、メディアやTwitterを通した間接的な英語学習のサポートと、個人向けの英語学習プラグラムで直接的な英語学習サポートを行っている状況です。
ーBase Englishでは様々な英語学習者のそれぞれの英語学習法がインタビューとして掲載されていますが、その中でも印象に残っている方や勉強法、アドバイスなどはありましたか。
インタビューさせていただいた方の一人が、英語学習において意識するべきことは「細く長く、時々太く」と言われていたのが印象に残っています。英語学習は継続して取り組まなければいけないという話はよくあると思うのですが、毎日25分のオンライン英会話を受けるなどといった小さいこと継続しつつ(=細く長く)、コーチングや留学、もしくはそれに近しい量の独学などといった短期間ガッツリと勉強する期間を設ける(=時々太く)ことが大切というお話でした。
ー確かにただ継続するだけではなく、時々集中して勉強する期間を設けるのは英語力向上に大事かもしれないですね。
英語学習のスタイルは様々で、どれが正解とかはありません。Base Englishでは様々な方の「私の英語学習法」を紹介することで、そのどれかが誰か一人の悩みを解決できたらいいなと思って発信し続けています。
また、月に1回のペースでオンラインセミナーも開催しているので、自分にあった英語学習法にまだ出会えていないという方はぜひWEBサイトからチェックしてみてください。
英語学習を始めるのに、もう遅いなんてことはない
ーYukiさんにとってはどんな英語学習法があっていたのですか。Yukiさんの英語学習法を教えてください。
私の場合は、英語日記とオンライン英会話を使った勉強法がうまくいきました。
まず英語日記についてですが、日本語で日記を書き、それを自力で英文にします。そして完成した英文をChat GPTなどのツールを活用して添削してもらいます。添削してもらった文章はNatural Readerという読み上げアプリに追加。読み上げてもらったものをシャドーイングしてリスニング力と発音の向上に取り組みます。
オンライン英会話では日記に書いたことについて話してみたり、日記を書いていて気になったことを先生に確認します。レッスン中は常にメモを取るようにし、レッスン後はレッスン中に言いたかったけど言えなかった単語を調べることで語彙力アップも図っています。
今でも英語日記とオンライン英会話は2日に1回くらいのペースで続けており、上記に追加して最近はYouTube動画を見ながらシャドーイングも行っています。
ー複数のオンライン英語サービスを見てきたYukiさんが考えるCamblyの魅力は何だと思いますか。
やはりネイティブ講師のみが在籍していて、本場の英語に触れられることでしょうか。そして講師がかなりユニークな経歴などを持っているのも面白く、楽しく続けられると思いました。
また、予約なしでもすぐにレッスンが受けられるなど、その時の気分や予定に合わせてフレキシブルに続けられる点も魅力だと思います。
個人的には、レッスン動画が毎回自動で録画されるのに加えて、ダウンロードできるのが貴重だと感じました。レッスン動画をダウンロードして、文字起こしツールに書き起こしを頼むことで、自分の発音がきちんとAIにも理解してもらえるレベルの発音かの確認ができたのはよかったです。
ーYukiさんが、英語学習を続ける理由そして英語学習者をサポートし続けるための発信を続ける理由は何なのでしょうか。
英語学習を続けている理由は単純で、楽しいからです。そして発信を続ける理由は、英語ができるようになったことで自分の人生が変わったからです。
29歳というタイミングでの英語学習のスタートでしたが、この5年間で英語ができるようになったことで話せる相手が何十倍にも増え、誰とでも場所を問わず仕事ができるようになりました。英語学習を始めるのに遅いことはなく、英語は人生の可能性を最大化してくれるツールなのでぜひ諦めずに自分に合った勉強法で英語学習に取り組んでほしいと思っています。
ー貴重なメッセージ、ありがとうございます。これからも一緒に英語学習業界を盛り上げていけたら嬉しいです!