M-mama(英語教材ライター/編集者) 10歳と13歳のママ。英語の教材編集やライティングに関わる。下の子が5年生に上がる直前に親子でCamblyとCambly Kidsの受講を始める。
かなり効果あり!な3ヶ月間のレポートスタート
我が家では、親がCamblyを始めたのをきっかけに、10歳の我が子もCambly Kidsのレッスンを3か月体験しました。最初はそれほど乗り気でなかった子どもでしたが、3か月続けてみたところ、その結果は…かなり効果あり!でした。
今回は、1度の体験だけではわからない、3か月続けてみた体験談をレポートします。
まず最初に、Cambly Kidsのレベル分けはどのようになっているかというと、大きく3つのレベルがあり、各レベルを細かく分けると全部で7段階からなっています。
・Beginning English 1、2、3(初級)
・Intermediate English 1、2(中級)
・Advanced English 1、2(上級)
我が子の英語レベルはというと英会話教室(年少時1年間)、英語学童(小学校低学年2年間)の経験があり英語はまったくの初心者ではないものの、自ら英語を話すほど上達しないまま、コロナ禍で2年のブランクに。子どもはスポンジのように吸収しますが、低年齢で習ったことは、反復・継続しないと忘れるのも早かった…。5年生になるころには習った英語はすっかりうろ覚えに。そのため、レベルはBeginning English 1からスタートしました。
子どもにみられた4つの効果
週2回、1回30分のCambly Kidsの英語のレッスンを3か月続けてみて、我が子に見られた効果は大きくわけて4つありました。
- 英語のまま理解する「英語の回路」ができてきた
- 英語を話すことに自信がついてきた
- 発音のルールが身についてきた
- 中学校の先取り学習になる
はっきりいって、想像以上の効果でしたが、これらはいきなり身についたわけではなく、3か月かけてじわりじわりとついてきた感じです。
初回レッスンでは先生の英語がわからないと、親の方をチラチラ見て助けを求めていた我が子。けれども、3か月目に入って子どもにレッスンの感想を聞くと、「わからないこともあるけど『だいたいこんなことを言っているのかな』と想像できるようになってきた」と、イメージで覚える感覚と小さな自信がついていました。それぞれのポイントを詳しくご紹介します。
①英語のまま理解する「英語の回路」ができてきた
Cambly Kidsのレッスンはネイティブ講師によるオールイングリッシュの授業。初回レッスンで、初めてのオンライン英会話というものに緊張した我が子は、冒頭の挨拶では、”How are you?”に頷き、”How old are you?”に”Good.”と返し、”What is your name?”でようやく名前が言えた…といった状況でした。
それでもレッスンが始まると、英語がわからなくても無事にレッスンを続けることができました。その理由はスライドを使った視覚的アプローチにありました。レッスンはイラストベースのスライドを見ながら進められます。生徒はスライドのイラストと英語を紐付けながらリピートしたりロールプレイをして英語をイメージで覚えていきます。
最初は先生の言っていることがわからなかった我が子でも、イラストと先生のジェスチャーやお手本を見て、「マルをして」「線をつないで」「読んでみて」といった指示を直感でだいたい理解し、レッスンについていくことができました。(それでもわからないときは翻訳機能付きチャットで日本語にしてくれます)
英語を視覚的・直感的に覚えるプロセスを続けることで、徐々に頭の中に英語がイメージで蓄積され、「英語の回路」が出来てきたのかなと思います。
②英語を話すことに自信がついてきた
始めてすぐはわからないと黙ってしまいがちだった我が子でしたが、3か月もたつと、聞き返したり、 言える範囲でとにかく何かしらコミュニケーションをとろうとする姿勢が見えてきました。
これは一つに、マンツーマンレッスンによる効果が大きいことがあげられます。1対1のレッスンなので、とにかく常に話しかけられている、たずねられている、何かを答えないといけないといった状況が30分続きます。なかなかの集中力です。
それを苦痛に感じないように、先生はテンポよくレッスンを進め、途中でゲームをはさんだり、盛り上げたりして集中力を切らさずにレッスン終了まで持っていきます。
実際やってみるまで30分のレッスンは長いのか短いのかわかりませんでしたが、1対1で集中している時間としては十分で、何かしら言おうとする姿勢と自信がついてきたのはとてもよかったです。
そして自信がついてきたもう一つの理由として、先生がとにかく”Good Job!(よくできました!)”や”Awesome!(すばらしい!)”とたくさんほめてくれること。
Cambly Kidsの講師の採用率は5%ということで、最初は「そんなに厳しいの!?」と、にわかに信じがたかったのですが、3か月で20人近くの先生のレッスンを受けてみると、確かに全体的に先生の質が高いと感じました。
Cambly Kidsの先生のプロフィールを見ると、
・教員資格を持っている、
・学校で教えていた(教えている)
・英語の講師をしていた(している)
といった経験豊富な先生が揃っていることに驚きます。
しかも予約する際は、希望の日時で空いている先生の検索をかけると、レビュー評価の高い順に上記のスキルを持った経験豊富な先生がずらーっと出てきます。質の高い先生が揃っているので、毎回違う先生でもうまく子どもを盛り上げながら先生主導のペースでレッスンを進められるのだと思います。
ちなみに先生選びの唯一の難点が、いつも同じ先生が同じ時間帯に空いているとは限らないこと。そのため我が家では、子供の生活リズムを優先して、同じ先生にはこだわらず、毎週同じ曜日・時間で空きのある、レビュー高評価の先生をランダムに予約するというスタイルに落ち着きました。
③発音のルールが身についてきた
最初はCanadaも「カナダ」と言うなど、カタカナで覚えている単語はそのままカタカナ読みをしていたのですが、徐々に英語の発音に慣れてきました。
例えばsportを「スポーㇳ」のように強弱をつけてtを落ちるように発音するなど、ネイティブの先生の英語を聞いてリピートすることで、発音のルールが少しずつ身についてきたように感じます。
ただ、レッスンで習っていない単語は依然としてカタカナ読みが多いので、発音に関しては3か月程度で身につくものではなく、この先たくさんの単語や文を聞いて声に出し、だんだんと身についていくものではないかと思います。
それでも、英語の強弱、落ちる音、つながる音などの英語特有のルールがレッスンで身につけられるのもネイティブの先生ならではのメリットだと感じました。
④中学校で学ぶ内容が先取りできる
小学校高学年の子を持つ身としては、実はこの「中学校で学ぶ内容が先取りできる」ということに一番メリットを感じています。
この3か月の間にレッスンで学んだことは、be動詞や一般動詞、代名詞や三人称単数など、日本の中学英語でも学ぶ文法項目ばかりでした。しかも、それを日本語を介さず、ネイティブの先生と会話しながら覚えていくというのが新鮮でした。
3か月たった今は、レッスンで現在進行形を勉強中です。1年続けるとどれぐらい習得できるのか楽しみでもありますが、習ったこともやはり反復をしないと忘れていきそうなので、時々レッスン履歴の動画を確認して、スライドで紹介しているフレーズや単語を復習したほうがよさそうです。
それでも、このまま英語の学習習慣をキープしたまま中学に入学できれば、中1でいきなりつまづくことはないのではないのではと感じました。
今回は、Cambly Kidsを3か月続けた体験談と我が家が感じた効果を4つご紹介しました。1回のレッスン体験では、雰囲気や流れをつかむことはできますが、どれぐらいの効果があるのかは、ある程度続けてみないとわかりません。
Cambly Kidsを体験したら、次はぜひ3か月続けてみてください!