会議などで議論が白熱しているところに割り込むのって、ちょっと躊躇してしまいますよね。日本語の会議でもそうなのに、英語の会議ならなおさら……。
そこで今回は、英語の会話に割り込むテクニックをご紹介します。お決まりの“割り込みフレーズ”を、躊躇せずにスパッと言い切ってしまうのがコツですよ!
“Excuse me”
▶失礼します
まずはおなじみの、Excuse me。これも立派な割り込みフレーズです。「失礼します」とか「よろしいですか」という丁寧なニュアンスになります。目上の方に対しても使える便利な表現です。親しい同僚との間で使うと少し距離が感じられるかもしれません。
Excuse me, but I have a question about the last point you explained.
(失礼します、最後に述べられたポイントについて質問があります)
Excuse me, could you please repeat that? I didn’t catch the details.
(失礼します、もう一度お願いできますか?詳細が聞き取れませんでした)
Excuse me, may I offer a suggestion regarding this matter?
(失礼します、この件に関して提案をさせていただいてもよろしいですか?)
“Sorry to interrupt”
▶話を中断してすみません
interruptは、「中断する」とか「邪魔する」という意味の動詞です。他のメンバーが議論しているところに入り込むのでこのような言い方をします。Excuse meよりもカジュアルな言い方ですが、会議ではよく使われますよ。Sorry to interrupt、Sorry to interruptと、早口言葉のように何度も口に出して、すぐ言えるようにしておきましょう!
Sorry to interrupt, but I have some new information that is relevant to our discussion.
(話を中断してすみませんが、議論に関連する新しい情報があります)
Sorry to interrupt, but I believe there may be a misunderstanding.
(話を中断してすみませんが、誤解が生じているようです)
Sorry to interrupt, but I have a question regarding the previous expression.
(話を中断してすみませんが、前の説明について質問があります)
“Sorry to jump in”
▶割り込んですみません
jump inは直訳すると「飛び込む」ですが、「割り込む」とか「入り込む」という意味になります。語呂的に“Excuse me”や“Sorry to interrupt”よりも言いやすいので、ジャンプして飛び込むイメージで勢いよく口に出してみてくださいね!
Sorry to jump in, but I have a simple question.
(割り込んですみません、簡単な質問があります)
Sorry to jump in, but I think there might be a mistake.
(割り込んですみません、間違いがあるかもしれません)
Sorry to jump in, but I’d like to share my opinion.
(割り込んですみません、私の意見を共有したいです)
“Sorry to cut across you”
▶割り込んですみません
cut acrossは直訳すると「横切る」です。人が歩いている前を横切る様子と、人の会話に入っていく様子は、何となく似ていますよね。自分が誰かの前を歩いて横切るシーンをイメージしながら繰り返し口に出して練習してみてください。
Sorry to cut across you, but I just wanted to say that I agree with your point.
(割り込んですませんが、あなたの意見に同意したかっただけです)
Sorry to cut across you, but I think we’re running out of time.
(割り込んですませんが、時間が迫っています)
Sorry to cut across you, but I’d like to emphasize the importance of this issue.
(割り込んですみませんが、この問題の重要性を強調したいです)
相手に発話を譲るときのフレーズ
会議では、自分が発言したと同時に他の人も発言して、重なってしまった、というようなことはよく起こります。日本人同士の場合は、「どうぞ」と声を掛け合って、どうぞどうぞと譲り合いになったりしますよね。
そのまま話し続けることも可能ですが、一旦相手に譲る場合には、「続けてください」と言葉をかけると丁寧です。
それぞれの例文のように、他のフレーズと組み合わせて使えば更に丁寧になります。とても便利なフレーズなので、すぐに口に出せるよう、声に出して練習しておいてくださいね。
“Please go ahead”
Sorry to interrupt, please go ahead.
(割り込んですみません。続けてください)
“Please go on”
Sorry to interrupt, please go on.
(割り込んですみません。続けてください)
“Please proceed”
Sorry, please proceed.
(すみません。続けてください)
“Please carry on”
Elia, please carry on.
(エリアさん、続けてください)
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会話に割り込むのはなかなか気が引けてしまうものですよね。ですが、特に海外では、「会議に積極的に参加している」という姿勢として、ポジティブに受け止められる傾向がありますので、上記のフレーズを参考にして、思い切って“割り込んで”みてくださいね。
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