家でも外出先でも、スマホ一つでレッスンを受けられるオンライン英会話。「英語をはじめようかな」と思ったときにまず頭に浮かぶ選択肢の一つではないでしょうか。
でもそこで、「じゃ、無料体験に申し込もう♪」と突き進めてしまう人と、「うん、そうだな、そのうちやろう」と立ち止まる人がいます。違いはなんでしょう? やる気があるかないか? それもあるかも。でもそれよりも大きな理由は恐らく「人見知り」。
ただでさえ知らない人と話すのが苦手な人が、オンラインで、外国人の先生と英語で話さなきゃならない、となれば「無理」と思うのも分かります。でも……やっぱりそれではもったいない!
そこで今回は、人見知りの人でも無理なくオンライン英会話を活用するための5つのコツをご紹介します。むしろ、人見知りさんの方が、英語力が伸びる可能性を秘めている、とも言えるのですがその理由は後ほど!
コツ1 予約制のレッスンを選ぶ
オンライン英会話には、気が向いた時に、待機している先生と繋いでレッスンをする方法と、あらかじめ自分が選んだ先生を予約しておく方法があります。
どの先生につながるか分からないドキドキ感を楽しめる人は素晴らしいですが、人見知りさんにはちょっとツラいかも。ドキドキしすぎて、結局「レッスンをはじめる」ボタンを押せないなんてことにもなりかねません。ぜひ、あらかじめ、予約をする方法を選んでください。
予約することで、こんないいことがあります。
♪自分が会話する相手が分かるので安心
♪予約をしてしまったら、あとはやるしかない!と諦めがつく
♪レッスンの準備ができる
コツ2 日本語の話せる先生を選ぶ
講師のプロフィールを見て、「日本語が話せる」とか「日本に住んでいたことがある」と書いてある講師を選びましょう。これでかなり心が軽くなるはずです。
日本人英語に慣れているので伝わりやすいですし、日本に関心があるので話題も選びやすいです。いざとなったら日本語で伝えられるという安心感が得られます。
コツ3 評価の高い先生を選ぶ
講師のプロフィールを見て、レッスンの回数、受講生からの評価、持っている資格などを確認しましょう。そのうえで、できるだけ評価が高い先生や、英語教授法の資格を持っているベテラン先生を選ぶことをおすすめします。会話に詰まったり、緊張してしどろもどろになった時、やさしくサポートしてくれるからです。
コツ4 自己紹介を準備しておく
仕事で大事なプレゼンがある、とか、この案件は取りたい!という営業に行くような時は、実際に話す内容を練習したりしますよね。日本語でも練習するんですから、英語でも練習は必要です。
日本人にありがちなのは、なぜか英語だけは「出たとこ勝負で話せないとズルしてる感じがする」という感覚。準備=ズル、ではないですよ! むしろ準備した分、レッスンの効果は高まります。
レッスンで使える自己紹介の文章を作って、何度も口に出して練習しておきましょう。はじめに話す内容が決まっていることは、安心感につながります。
こちらにサンプルの自己紹介を入れておきます。自己紹介の作り方を詳しく知りたい場合は、「1分で「英語の自己紹介」できますか?」の記事もぜひご覧ください。
<自己紹介のサンプル>
リクトです。友達にはリクと呼ばれているので、リクと呼んでください。
日本の広島県に、家族と一緒に住んでいます。娘と息子がいます。
食品メーカーで営業を担当しています。ここで5年働いています。
仕事では、英語でメールをやりとりしたり、英語でオンラインミーティングをしたりするので、もっと英語を話せるようになりたいと思っています。
今日のレッスンでは、自社商品を英語で紹介する練習をしたいです。
I’m Rikuto. My friends call me Riku, so please call me Riku.
I live in Hiroshima prefecture, Japan with my family. I have a daughter and a son.
I am in charge of sales at a food manufacturer. I’ve been working here for 5 years.
At work, I exchange emails in English and have online meetings in English, so I would like to be able to speak English better.
In today’s lesson, I would like to practice introducing our products in English.
コツ5 聞き取れなかった時のフレーズをPCに貼っておく
これは、実際に初級レベルのCambly受講生の方が教えてくれた方法です。講師の言っていることが分からない時にとっさに使える便利な表現をいくつかご紹介しますので、これらを付箋に書いて貼っておいたり、プリントアウトして手元に置いておいたり、PC上で開いておいたりするといいですよ。
Sorry?
(ちょっと聞き取れなかったのですが?)
Please say that again slowly.
(ゆっくりもう一度言ってください。)
What does ___ mean?
(~とはどういう意味ですか?)
What would be another way to say that?
(言い方を変えるとしたらどう言いますか?)
いかがでしたか。オンライン英会話は決して「怖いもの」ではありません。緊張しやすい人、人見知りな人は、ちょっとだけ手間をかけて準備をして挑めばいいだけです。
むしろ、しっかりと準備をした方が英語力は上がるので、人見知りさんこそ、オンライン英会話で効果を上げられる可能性が高いとも言えるかも。どうか勇気を出して、一歩を踏み出してみてくださいね。